誇りと出会う旅高山CHOYAソーイング 鹿児島工場

「高山CHOYAソーイング 鹿児島工場」を育む文化<歴史とロケットの町、肝付町>

Factory

今回の『誇りと出会う旅』は、ファクトリー・エクスプレス・ジャパンのパートナーファクトリー「高山CHOYAソーイング 鹿児島工場」のある、鹿児島県肝付町をご案内。

海岸ではウミガメが産卵するという美しい海と山々に囲まれた美しい地域である肝付町には、ロケット打ち上げ施設、900年以上も続く「高山やぶさめ祭り」という新旧文化が息づいています。 

内之浦を見下ろすロケット打ち上げ施設「内之浦宇宙空間観測所」

鹿児島県肝属郡(きもつきぐん)肝付町(きもつきちょう)には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の内之浦宇宙空間観測所があります。

これは、山の地形を利用して造成された台地を利用した、世界でも珍しい場所にあるロケット打上げ場です。

こちらでは日本初の人工衛星「おおすみ」をはじめ、固体燃料ロケット「イプシロン」や、映画でも話題になった小惑星探査機「はやぶさ」などが打ち上げられました。

打ち上げ時には多くの人が集まり、迫力のある打ち上げを間近で見ることができます。

敷地内にある宇宙科学資料館は、原則年中無休。

ロケットや観測機器のモデルやパネル、また実際に使用した試作品などがされ、ロケットのしくみや宇宙研究の歴史などを知ることができます。

●開館時間 午前8:30~午後4:30

  • 休館日 原則年中無休
  • 入館料 無料

また年に数回、普段は見られないロケット打上げ場や発射装置、管制室などの見学ができるイベントも開催。

今後も内之浦宇宙観測所から目が離せません。

 

900年の歴史を今に残す「高山やぶさめ祭り」

 肝付町では、毎年10月の第3日曜日に「高山やぶさめ祭り」が開催されます。
※高山(こうやま)とは以前の地名。現在は合併し肝付町の一部。

この地元最大のお祭りでは、四十九所神社(しじゅうくしょじんじゃ)に古くから続く伝統行事である、「流鏑馬」が奉納されます。流鏑馬は年に一度、国家安泰・五穀豊穣・悪疫退散を祈願する年占いとして行われます。

 

舞台となる四十九所神社は、肝付氏の祖である伴兼行が国から官吏としてこの地に派遣された際、伊勢神宮から分霊を受けて984年(永観2年)に創建したとされています。

四十九という名は、ここに合祀する祭神の総数(天神七代、地神五代ほかの神々)が計49柱であることに由来するもので、肝付氏の守護神を祀る神社として栄えました。

この四十九所神社で流鏑馬が始まったのは創建から約100年後と言われており、900年近い歴史を誇ります。流鏑馬が催される参道(宮之馬場)は、この神事で馬が駆けるため神社に向かって道路の右半分が現在も舗装しないままになっています。

馬に乗り的を射る「射手」は全国的に成人が多いなか、高山やぶさめ祭りの流鏑馬の射手は、毎年中学2年生の男子が選ばれます。

約30日間の稽古を積んだ後、本番では狩衣装束にあやい笠を身にまとい、弓受けの儀により神の使いとなり神馬とともに馬場を疾走し的を射るのです。

儀式では約330メートルの馬場を3回駆け抜けながら、合計9本の矢を放ちます。多くの的に命中するのが良いとされますが、9枚全てに命中させることは避ける習わしになっており、そこには「次の年はさらに上を目指す」という想いが込められています。

射抜かれた的は魔除けの縁起物とされ、また真中に命中した矢は篭り矢と呼ばれ神前に供えられます。

高山やぶさめ祭りでは、メインの流鏑馬以外にもパレードや物販、イベントなどが行われ、この日の肝付町はお祭り一色。

なんと地元のラジオや情報局で生中継されるほど、地元に愛されるお祭りです。

 

肝付町の歴史

肝付町は2005年7月1日に高山町と内之浦町が合併して生まれました。

高山地区は、肝付氏の本拠地のあった高山城の城下町として栄え、また肝属川河口の波見(はみ)は南方への貿易港として薩摩藩の重要拠点でした。

また内之浦地区は、大隅国の設置時から高山とともに肝付郡に属し、中世では肝付氏一派の内之浦氏・岸良氏、江戸時代は島津氏に支配をされました。

ちなみに長らくアニメ「ドラえもん」のスネ夫の声優をされていた肝付兼太さんは、本名を肝付兼正といい、この地を治めていた肝付氏の末裔です。

 

宇宙にまつわるユニークな提携都市

肝付町は、宇宙航空研究開発機構(JAXA) の研究施設がある日本の自治体で構成された交流組織である「銀河連邦共和国」に参加。この組織では構成自治体を「共和国」、全体を「連邦」に見立て、この銀河連邦中では「ウチノウラキモツキ共和国」という共和国名を名乗っています。

この組織に参加しているのは他に以下の自治体です。

岩手県大船渡市(サンリクオオフナト共和国)
秋田県能代市(ノシロ共和国)
長野県佐久市(サク共和国)
神奈川県相模原市(サガミハラ共和国)
北海道大樹町(タイキ共和国)
宮城県角田市(カクダ共和)
北海道大樹町(タイキ共和国)

主な活動は銀河連邦サミット・フォーラムの開催、子ども留学交流事業の実施、スポーツや経済面での交流が主ですが、1996年には「銀河連邦を構成する市町の災害時における相互応援に関する協定」が結ばれました。これにより参加する自治体の間で災害や防災の面でも連携をすることとなり、2017年の東日本大震災の際には、大きな被害を受けた大船渡市に緊密な支援をすることができたのです。

また肝付町は2013年7月3日に、同じくJAXAの種子島宇宙センターがある南種子町と「宇宙兄弟都市宣言」を結びました。この名前は漫画・アニメ作品『宇宙兄弟』に由来していて、宣言書にも主人公の南波兄弟のイラストが使われています。

 

雄大な自然と、美味しいものを堪能できる町

肝付町は鹿児島県大隅半島にあり、黒尊岳・国見山・叶岳・辺塚海岸など、美しい海と山々に囲まれた美しい地域です。

辺塚海岸では季節になるとウミガメが上陸し、産卵が行われます。ウミガメの産卵は人工的に行われることもありますが、こちらは人の手を加えることなく、自然のまま産卵が行われている数少ない地域でもあります。

塚崎には樹齢推定1200年から1300年以上といわれるクスの木があります。塚崎古墳群一号墳(円墳)の上に生えており、国の天然記念物にも指定。蒲生の大クス、志布志の大クスに次ぐ巨木で、高さ25メートル、目通り幹周14メートルもあります。

この塚崎のクスは塚崎大塚神社の神木とされ、この大木の根元にある大きなほら穴に大蛇が住むという伝説や、古来戦争が勃発する直前に枝が折れて予報するという伝説もあります。緑に囲まれ、巨木の持つエネルギーを体感できる神聖なパワースポットとして、地元の方からも愛されています。

また、自然豊かな土地のため美味しいものもたくさん。

肝付町の内之浦地区では、昔から伊勢海老のことを「えっがね」と呼び、鹿児島県ではトップクラスの漁獲高を誇ります。毎年4月と9月には「内之浦えっがね祭り」も行われ、加盟店でえっがね料理を特別価格で食べることができるとあって毎回多くの人が訪れます。

豊かな海の恵みを活かした「つけあげ」も特産。こちらは魚の練り物を揚げた、いわゆるさつま揚げで、少し甘めの風味が特徴です。

また暖かい土地のため柑橘類も有名で、特にポンカンやタンカンなど全国的にあまり栽培されていない柑橘類が生産されています。ポンカンは12~1月頃、タンカンは3~4月頃がシーズンで、お土産にも人気です。

 

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